現像ソフトはCaptureOneかLightroomか。無料ソフトも捨てがたいけど。
現像ソフト、私はメインでCaptureOneとLightroomを使っているんですが、みなさん何を使ってらっしゃいますか?
私の場合、もともとはLightroomを使っていました。
Lightroomは、メニューやインターフェイスを極力隠し、写真を可能な限り大きく見られる、という点が気に入って使い続けているのですが、ライカM8を買ったのを機に、おまけでついてきたCaptureOneにも手を伸ばしてみた、という感じです。
どちらのソフトウェアにも言えることは、トーンの連続性を保つ努力がすばらしいということ。かなり極端な補正をかけても、なかなかトーンジャンプをおこしません(12bitのRAWデータを使っているおかげ、という点も大きいのですが)この点に関しては、CaptureOneの方が粘ってくれるような感触があります。
Lightroomは、補正中に色が転ぶことがあります。
オレンジ系の色がピンク系に転んだことが何度かありますので、夕日の写真とかは要注意かも。
ただし、この転びは補正内容を上手にコントロールすれば矯正できますので、致命的な欠点ではないでしょう。
作業用のプレビュー画像が、いまいち不正確な点が私的なLightroomの最大の欠点です。
あれこれ作業してJPEGに書き出してみると、プレビューしていた画像と色味や濃度がけっこう違うってことがあります。
この辺はCaptureOneの方が正確ですね。
シャープネスに関して、2月14日のエントリーでも書きましたが、CaptureOneはちょっとクセがあります。正確には、デフォルトの状態でかなり強烈目なシャープネスがかかるということですが。
これは、もともとCaptureOneが、開発元であるPhaseone社の中判カメラ用デジタルパックの付属ソフトウェアだったことが影響しているのでは、と勝手に想像しています。
この手のデジタルパックを使うプロカメラマンの仕事というのは、だいたいの場合、広告だったり雑誌だったりジャケットだったりと、印刷用の撮影です。
印刷機というのはPCの画面に比べるとかなりシャープネスが甘く、何もしていないデータだとぼんやりした印象になってしまうんです。なので、画面で見るとちょっと気持ち悪いくらい強烈にシャープネスをかけるんですね。
で、CaptureOneで吐き出した画像を見ると、印刷会社にスキャンしてもらった画像とシャープネスのかかり方がちょっと似ています。
とくに、白い花と淡い色の背景といった微妙な色同士だと、花びらのエッジにはっきりとラインが浮き上がるときがあります。印刷だと、これくらいがちょうど良いんですが、ブログなどの画面で見ると、なんか合成したみたいに不自然に見えてしまうので要注意です。
これは、単純にシャープネスのかかり具合を弱く設定してあげればよいだけなんですが、最初はちょっとビビリました。
ちなみにシャープネスは、全体にまんべんなくかけるよりも、金属とか髪の毛とか、人の顔なら目元だけとか、もともとシャープであるべき場所を中心にかけるのがオススメです。「閾値」の値を調整することで、このコントロールができます。閾値の値を小さくするとまんべんなく、大きくすると人肌や空など、トーンが滑らかに変化する部分にはシャープネスがかからなくなっていく、といった感じ。
ただ、無料の画像ソフトGIMPも、意外と侮りがたいな、と思っています。
Windowsでメジャーなようですが、たしかに良くできてます。
CaptureOneやLightroomに比べて試行錯誤のしやすさはかなり劣るんですが、機能的にはほぼ十分。
試行錯誤時の手間を惜しまないのであれば、無理に現像ソフトを買う必要はないんじゃないかと、正直思ってます。
無料だから、好きなだけ試用できますしね。
ちなみに写真は江ノ島のヨットハーバー(かな?)です。
さすがというか、駐車場のようにヨットが止めてありますw
当然、道路をヨットが横断することもしばしば。
これは管制塔?ヨット用の監視タワー?
江ノ島の奥の方にある駐車場の入り口近辺なんですが、これって管制塔ですかね?
でも、飛行場があるわけじゃないんでヨットとかを監視するためのタワー?
意外と久しぶりにヤシの木を見たような
ヤシの木くらい珍しくもなんともないですが(うちのマンションにもなぜかいっぱい植わってるし)、なんか晴れた空の下で波の音と海の香りをかぎながら見ると、「あーヤシの木だなー」って気分になりますね。
毎日見ているくせに、なぜか久々に見たような気分になりました。
by maharaja-king
| 2009-03-11 15:40
| 横浜・鎌倉・湘南